命題27

命題27

 

 

2つの数が互いに素であり、それぞれをそれぞれ自身にかけてある数を作るならば、これらの積は互いに素である。もとの数がこれらの積をかけて数を作るならば、後者も互いに素である。

 

ABを2つの互いに素である数とし、Aにそれ自身をかけてCを作り、CをかけてDを作り、Bにそれ自身をかけてEを作り、EをかけてFを作るとする。

 

CEが互いに素であり、同じようにDFが互いに素であることをいう。

 

ABが互いに素であり、Aにそれ自身をかけてCを作るから、それゆえにCBは互いに素である。propositionZ.25

 

CBが互いに素であり、Bにそれ自身をかけてEを作るから、それゆえにCEは互いに素である。

 

再度、ABは互いに素であり、Bにそれ自身をかけてEを作るから、それゆえにAEは互いに素である。

 

2つの数ACは2つの数BEに対して互いに素であるから、それゆえにACの積はBEの積に対して互いに素である。そしてACの積はDであり、BEの積はFである。propositionZ.26

 

それゆえにDFは互いに素である。

 

それゆえに、2つの数が互いに素であり、それぞれをそれぞれ自身にかけてある数を作るならば、これらの積は互いに素である。もとの数がこれらの積をかけて数を作るならば、後者も互いに素である。

 

証明終了

 

 

 

第7巻命題26へ  第7巻命題28へ  第7巻目次へ